Google Merchant Centerとは?個人販売の始め方
ネットショップを運営していて、
「Google検索でも商品を見つけてもらいたい」
「Googleショッピングに商品を掲載するには広告費が必要なの?」
「Merchant Centerという言葉を見かけたけれど、何をするサービスなのか分からない」
と思ったことはありませんか?
そこで活用したいのが、Google Merchant Center(Google マーチャント センター)です。
Merchant Centerに商品情報を登録し、Googleの条件を満たすと、Google検索やショッピングタブ、Google画像検索、Googleレンズ、YouTube、Geminiなどに商品が無料で表示される可能性があります。広告を出さなくても利用できる「無料リスティング」があるため、個人で商品を販売している方や小規模ネットショップにも検討しやすいサービスです。
ただし、
「商品名と価格を登録すれば終わり」
というわけではありません。
商品ページ、画像、価格、在庫、送料、配送日数、返品条件などもGoogleに正しく伝える必要があります。
この記事では、パソコンやスプレッドシートがあまり得意ではない方でも理解できるように、Merchant Centerの仕組みから商品登録、不承認になったときの確認方法まで順番に解説します。
※Merchant Centerの画面や仕様は変更される場合があります。本記事は2026年8月時点のGoogle公式情報をもとにしています。
Google Merchant Centerとは?
Google Merchant Centerを簡単に説明すると、
「自分のネットショップの商品情報をGoogleへ伝えるための管理サービス」
です。
Merchant Center自体がネットショップになるわけではありません。
たとえば、自分のネットショップで草履を販売しているとします。
商品ページには、
- 商品名
- 商品画像
- 価格
- 在庫
- サイズ
- 商品説明
- 商品ページURL
などがあります。
こうした商品情報をMerchant Centerへ登録すると、Googleが商品を理解し、条件を満たした商品がGoogleのさまざまなサービスへ表示される可能性があります。
イメージとしては、
自分のネットショップ
↓
Google Merchant Center
↓
Google検索・ショッピング・画像検索など
という関係です。

Googleの無料リスティングでは、Google検索、Googleマップ、Gemini、YouTube、ショッピングタブ、Google画像検索、Googleレンズなどに商品が表示される可能性があります。
Google広告を出さなくても商品を掲載できる?
できます。
「Googleショッピングに商品を出す=必ず広告費が必要」
と思われがちですが、Merchant Centerには無料リスティングがあります。
対象となった商品は、広告費をかけずにGoogle上へ表示される可能性があります。
もちろん、Merchant CenterとGoogle広告を連携してショッピング広告を出すこともできます。
個人や小規模ネットショップであれば、
まずMerchant Centerを設定する
↓
無料リスティングから始める
↓
アクセスや売上を確認する
↓
必要に応じてGoogle広告を検討する
という流れでもよいでしょう。

ただし、Merchant Centerへ登録したからといって、必ずGoogle検索の目立つ場所へ商品が表示されるわけではありません。Googleは登録された商品データなどをもとに、ユーザーの検索内容に合う商品を表示しています。
個人で物販していてもMerchant Centerは使える?
「法人でないと使えないのでは?」
と心配する方もいるかもしれません。
Merchant Centerでは、ビジネス情報を登録し、状況によって個人の本人確認や組織の確認を求められる場合があります。個人の確認では、運転免許証やパスポートなど政府機関発行の本人確認書類が使われる場合があります。
重要なのは、法人か個人かだけではなく、Googleの要件を満たしたオンラインショップを運営していることです。
Googleはオンラインショップについて、固定価格で商品を販売していること、安全に購入できること、一般的な決済方法が利用できること、自分のサイト内で購入を完了できること、返品・返金などの購入条件を明示することなどを求めています。
そのため、
- 個人事業主
- ハンドメイド作家
- 職人
- 家族経営のお店
- 小規模メーカー
- 小規模ECショップ
などが自社ネットショップを運営している場合にも、Merchant Centerは検討する価値があります。
Amazonや楽天市場の商品をそのまま登録するものではない
ここも注意したいところです。
Merchant Centerは基本的に、自分が管理しているオンラインショップの商品をGoogleへ伝えるために利用すると考えると分かりやすいでしょう。
GoogleはオンラインショップのURLについて、他の事業者も商品を販売する「マーケットプレイス」ではないことを要件として挙げています。
そのため、
「Amazonの商品ページをMerchant Centerへ登録する」
「楽天市場の商品ページだけを登録する」
という考え方とは少し異なります。
Amazon・楽天市場とは別に自社ECを持っている場合、その自社ECをGoogleから見つけてもらう入口としてMerchant Centerを活用すると考えるとよいでしょう。
Merchant Centerを始める前にネットショップを確認しよう
Merchant Centerの商品登録を始める前に、自分のネットショップを一度確認しておくことをおすすめします。
最低限、次の項目を確認してみましょう。
| 確認項目 | チェックする内容 |
|---|---|
| 商品ページ | 商品名・価格・在庫が分かる |
| 購入 | カートから購入完了まで正常に進める |
| 決済 | 利用できる支払い方法が明記されている |
| 連絡先 | メール・電話・問い合わせフォームなどがある |
| 送料 | 送料無料・送料などが分かる |
| 配送 | 発送・到着までの目安が分かる |
| 返品 | 返品できる条件・期間・送料負担が分かる |
| 商品画像 | 商品が分かる高画質画像を使用している |
| 事業者情報 | 販売者が分かる情報が掲載されている |
Googleは、連絡先がないサイトや返品・返金条件が不十分なサイトなどを問題として扱う場合があります。
特に、返品・返金について何も書かれていない場合は、Merchant Centerを設定する前にページを用意しておくことをおすすめします。
Merchant Centerへ商品を登録する方法は1つではない
ここから実際の商品登録です。
Merchant Centerには複数の商品登録方法があります。
代表的なのは、
- ネットショップから自動取得
- ECプラットフォームとの連携
- 商品を1件ずつ入力
- Googleスプレッドシート
- 商品データファイル
- API
などです。Googleも複数の登録方法を用意しており、販売者の環境に合わせて選べます。
「スプレッドシートなんて作ったことがない」
という方でも、最初から諦める必要はありません。
商品数やMerchant Centerの状態によっては、管理画面から商品を1つずつ入力することもできます。

パソコンが苦手なら商品を1つずつ登録する方法もある
Merchant Centerには、商品情報をフォームへ直接入力する**「商品を1つずつ追加」**という方法があります。
商品数が少ない場合には分かりやすい方法です。Google公式でも、商品数が少ない販売者向けに、Merchant Center内のフォームへ商品情報を直接入力する方法が案内されています。
ネットショップの商品ページを開きながら、
「この商品名はこれ」
「価格はいくら」
「在庫あり」
と順番に入力していけばよいため、スプレッドシートの列や専門的なデータ形式を最初から覚える必要がありません。

商品を1件ずつ登録する基本的な流れ
2026年8月時点では、基本的に次のような流れです。
1.Merchant Centerを開く
左メニューから「商品」を開きます。
2.「すべての商品」を開く
登録済み商品を確認できる画面へ進みます。
3.「商品を追加」を選ぶ
選択肢に「商品を1つずつ追加」が表示される場合は、それを選択します。
4.商品の情報を入力する
ネットショップの商品ページを見ながら、
- 商品名
- 説明
- 商品ページURL
- 商品画像
- 価格
- 在庫
- ブランド
- サイズ
- 色
- 商品識別情報
などを入力します。
5.内容を確認して保存する
登録するとGoogle側で商品情報が確認されます。
すぐに掲載可能になる場合もあれば、審査中になる場合もあります。
重要:初めての商品登録では「1件ずつ追加」が出ない場合がある
ここは重要です。
Googleの現在の公式ガイドでは、「商品を1つずつ追加」は、すでに商品が存在するアカウントで利用できる方法と案内されています。
初めて商品をアップロードする場合は、ファイル、Googleスプレッドシート、APIを使用する必要があるとされています。
そのため、
「記事に書いてあるのに、商品を1つずつ追加するボタンがない」
という場合でも操作を間違えているとは限りません。
Merchant Centerのアカウント状況によって、表示される登録方法が異なる場合があります。
また、サイトの構造化データなどの条件を満たしていれば、Googleがオンラインショップから商品を自動取得する方法が利用できる場合もあります。
1件ずつ登録する方法が向いている人
たとえば、
- 商品が3商品しかない
- まずMerchant Centerを試してみたい
- スプレッドシートが苦手
- 新商品を1〜2商品だけ追加したい
- パソコンで表を作る作業が苦手
という場合には、1件ずつの登録が分かりやすいでしょう。
Merchant Centerの商品入力フォームに沿って入力できるので、
image_link
availability
item_group_id
などの項目名を最初からすべて覚えなくても始めやすいメリットがあります。
商品数が多い場合は1件ずつ登録すると大変
一方、
5商品程度であればそれほど問題ありませんが、
30商品
50商品
100商品
と増えてくると、1件ずつの登録はかなり大変です。
さらに商品情報は一度登録したら終わりではありません。
- 値上げした
- 値下げした
- 在庫切れになった
- 商品画像を変更した
- 商品名を変更した
- 新しいサイズを追加した
といった変更にも対応する必要があります。
商品数が増えてきたら、まとめて更新できるデータソースへ移行する方が管理しやすくなります。
サイズ違いの商品は商品数が少なくても注意
靴・草履・アパレルなどは特に注意が必要です。
たとえば、1種類の草履に、
- S
- M
- L
- LL
の4サイズがあるとします。
ショップ上では「1商品」に見えても、Googleへ在庫やサイズを正確に伝える場合には、サイズごとの情報を管理することがあります。
つまり、
10種類の商品 × 4サイズ
なら、40件分のデータ管理が必要になることもあります。
そのため、
商品そのものは少ないけれど、サイズや色のバリエーションが多い
というショップでは、Googleスプレッドシートなどを使った方が管理しやすくなるケースがあります。
Googleスプレッドシートなら商品をまとめて管理できる
Googleスプレッドシートを使う方法では、商品情報を表にして管理します。
Google公式ではMerchant Center用のGoogleスプレッドシートテンプレートも用意されており、スプレッドシートをMerchant Centerと連携できます。変更した情報はMerchant Centerへ反映され、公式ガイドでは24時間ごとに同期されると案内されています。

イメージとしては、1行につき1商品を登録します。
主な項目には、
idtitledescriptionlinkimage_linkavailabilitypricebrand
などがあります。
サイズや色がある場合は、
sizecoloritem_group_id
なども利用します。
最初は英語の項目名が難しく見えますが、意味が分かるとそれほど複雑ではありません。
たとえば、
title → 商品名description → 商品説明link → 商品ページURLimage_link → 商品画像URLavailability → 在庫price → 価格
という意味です。
スプレッドシートが苦手なら無理に使わなくてもいい
Merchant Centerを使う目的は、
スプレッドシートを使いこなすことではありません。
Googleへ正しい商品情報を伝えることです。
商品数が少なければ手入力できる場合がありますし、利用しているネットショップによっては商品情報をGoogleへ連携できる仕組みが用意されていることもあります。
逆に、
「よく分からないけれど、とりあえずスプレッドシートを作った」
という状態で大量の商品を登録すると、
- 商品IDが重複する
- 価格が違う
- 在庫情報が古い
- サイズ違いが正しく紐付かない
- 古いデータソースと新しいデータソースが混在する
といった問題が起こりやすくなります。
自分で継続して管理できる方法を選ぶことが大切です。
どの商品登録方法を選べばいい?
初心者の方は、次のように考えると分かりやすいでしょう。
商品数が数点
「商品を1つずつ追加」が利用できる場合は、手入力でも十分です。
商品数が10〜30商品以上
Googleスプレッドシートやファイルを検討します。
サイズ・色違いが多い
商品数が少なくても、スプレッドシートなどの一覧管理がおすすめです。
在庫・価格変更が頻繁
ECプラットフォームとの連携や、自動取得・APIなどの自動化を検討します。
Googleも、ファイル、Googleスプレッドシート、APIなど複数の商品データソースを用意しています。

商品データで特に確認したい項目
商品登録方法が違っても、Googleへ伝える基本情報は同じです。
特に確認したいのは、
- 商品ID
- 商品名
- 商品説明
- 商品ページURL
- 商品画像
- 価格
- 在庫
- ブランド
- サイズ
- 色
- GTINなどの商品識別情報
です。
重要なのは、Merchant Centerと実際の商品ページで情報を一致させることです。
ショップでは19,800円なのにMerchant Centerでは18,000円、ショップでは売り切れなのにMerchant Centerでは在庫あり、といった状態は避けましょう。
配送設定もGoogleへ登録する
商品情報だけでなく、送料や配送日数も重要です。
配送設定では、大きく、
発送準備時間
と
配送時間
を考えます。
発送準備時間とは、注文を受けてから商品を発送するまでの日数です。
Googleもmin_handling_time、max_handling_timeを、注文を受けてから発送するまでの最短・最長時間として定義しています。
たとえば、
注文後1〜3営業日で発送
+
配送業者で1〜3営業日
なら、
お届けまで2〜6営業日程度
という考え方になります。
配送日数を必要以上に長くしない
「遅れると困るから最大20日くらいにしておこう」
と必要以上に長い日数を登録するのはおすすめしません。
実際の運用に余裕を持たせつつ、現実的な配送日数を登録することが大切です。
送料無料ならMerchant Center側も送料無料にする
ネットショップが全国送料無料なら、Merchant Centerでも送料無料に設定します。
反対に、
「○円以上で送料無料」
というショップなら、その条件をMerchant Centerでもできるだけ正確に合わせましょう。
購入者から見えるショップの条件とGoogleの商品情報に違いがない状態を作ることが基本です。
返品・返金についても設定する
Merchant Centerでは返品ポリシーも重要です。
Googleは、Merchant Centerとウェブサイト全体で返品ポリシーを一致させるよう求めています。
ネットショップ側にも、
- 返品できるか
- 返品可能期間
- 返品できる商品の状態
- 返品方法
- お客様都合の場合の送料
- 不良品の場合の送料
- 返金方法
- 返金までの目安
などを分かりやすく掲載しておきましょう。
返品不可の場合も、何も書かないのではなく、
「返品は受け付けていません」
という条件を明記することが重要です。Googleも返品や払い戻しに応じない場合を含め、返品・返金ポリシーを明示するよう案内しています。

商品によって返品条件が違う場合はどうする?
ネットショップによっては、
通常商品 → 返品可能
オーダーメイド → お客様都合の返品不可
アウトレット → お客様都合の返品不可
など、商品によって条件が異なることがあります。
その場合は、サイト上で違いを明確にします。
すべての商品を同じ返品条件として書いてしまうのではなく、
「通常商品は返品可能。ただし○○は返品対象外」
という形で購入者が判断できるようにしておきましょう。
2026年以降は商品画像の解像度にも注意
Merchant Centerでは商品画像も重要です。
Googleは2027年1月31日から、image_linkとadditional_image_linkで登録するすべての商品画像について、500×500ピクセル以上を最低要件とします。
さらに2026年4月14日から、新しい最低解像度を満たしていない画像に対する警告がMerchant Centerで開始されています。
これから商品写真を用意するなら、
最低でも500×500px以上
を意識しましょう。
Googleは、すべてのリスティング形式で高いパフォーマンスを得るために、1500×1500px以上の画像を推奨しています。
小さい画像を無理に拡大すればいいわけではない
たとえば300×300pxの商品画像を画像編集ソフトで1500×1500pxへ拡大しても、元の写真が持っている情報量は増えません。
できれば、
- 元の高解像度写真を使用する
- 商品全体が分かる
- 商品を中央付近へ配置する
- 適度な余白を残す
- 背景を整理する
といった商品画像を用意しましょう。
ネットショップの商品画像を整えることは、Merchant Centerだけでなく通常の商品ページの見やすさ改善にもつながります。
正方形の商品画像の方が扱いやすい場合もある
商品によっては横長や縦長の写真を使用していることがあります。
必ず正方形でなければならないわけではありませんが、Googleやネットショップのさまざまな表示枠で利用されることを考えると、正方形のキャンバス内に商品を適度な余白を取って配置した商品画像を用意すると表示が安定しやすくなります。
特に靴、草履、バッグ、小物などは、画像いっぱいまで商品を拡大しすぎず、全体の形が分かる写真を用意するとよいでしょう。

商品を登録したら「審査中」になることがある
商品をMerchant Centerへ登録しても、その瞬間にすべての商品がGoogleへ掲載されるわけではありません。
商品一覧を見ると、
- 審査中
- 掲載可能
- 要対応
- 不承認
などの状態が表示されることがあります。
初めてMerchant Centerを使うと、
「不承認」という文字だけでかなり不安になる
と思います。
しかし、原因が具体的に表示されている場合は、一つずつ修正していけば問題ありません。
商品が不承認になったらまず理由を見る
商品をクリックすると、問題の内容を確認できます。
たとえば、
- 画像が小さすぎる
- 商品データに問題がある
- 価格が一致しない
- 在庫が一致しない
- 商品ページにアクセスできない
などです。
Googleの商品データ仕様を満たさないデータは、不承認になる場合があります。
そのため、不承認になったら、
商品を削除する
のではなく、
なぜ不承認になったのか確認する
のが先です。
「画像が小さすぎます」と表示されたら?
2026年は特に注意したい問題です。
Merchant Centerに、
「画像が小さすぎます」
などと表示された場合は、まずネットショップの商品画像を確認します。
500×500px未満であれば、元の高解像度の商品写真から画像を作り直すことをおすすめします。
ネットショップ側の画像を差し替えたあと、Merchant Centerの商品データで使用している画像URLも確認しましょう。
Merchant Centerは商品画像リンク[image_link]に登録されたURLの画像を使用します。
データソースを増やしすぎない
Merchant Centerで思うように商品が登録できないと、
「もう一度別のスプレッドシートで登録してみよう」
「新しい商品ソースを作ってみよう」
としたくなります。
しかし、
旧データ
新データ
自動取得
スプレッドシート
手入力
が混在すると、同じ商品が複数登録されたり、どこを直せばいいのか分からなくなったりすることがあります。
Googleも、基本的にすべての商品を1つのメインデータソースで登録することを推奨しています。
商品データを作り直す場合は、
新しいデータを用意
↓
登録
↓
審査状況を確認
↓
問題を修正
↓
新しい商品が正常になったことを確認
↓
古いデータを整理
という順番の方が安全です。
「要対応」は定期的に確認する
Merchant Centerの設定が終わっても、時々確認したいのが「要対応」です。
Googleの商品仕様は更新されることがあります。
実際に2026年には、2027年から適用される商品画像の500×500px以上という新しい要件について事前警告が開始されています。
そのため、
一度登録したからずっとそのままで大丈夫
とは考えず、定期的にMerchant Centerを確認しましょう。
「ショップの品質」も確認しよう
Merchant Centerには「ショップの品質」という項目があります。
日本もショップ品質プログラムの対象で、
- 配送サービス
- 返品サービス
- ブラウジング体験
- 購入体験
など複数の要素が確認されています。
たとえば配送では、
- お届け日数
- 送料
返品では、
- 返品可能期間
- 返品にかかる費用
などが関係します。
また、ブラウジング体験では高解像度の商品画像なども確認されています。
つまりMerchant Centerは、
商品データをGoogleへ登録するだけのサービス
ではなく、
購入者にとって安心して買えるネットショップになっているかを確認する機会
にもなります。
設定を変更してもショップ品質はすぐ変わらない
配送や返品を修正した直後に、
「まだ古い評価のまま」
と表示されることがあります。
これも珍しいことではありません。
Googleはショップ品質について、返品などのポリシー変更が反映され、バッジの状態などへ影響するまで最長30日程度かかる場合があると案内しています。
修正直後に何度も設定を変えるのではなく、まず正しい情報に整えて反映を待ちましょう。
初心者がMerchant Centerを始める順番
初めて設定するなら、次の順番がおすすめです。
1.ネットショップを確認する
商品を正常に購入できるか確認します。
2.事業者・連絡先情報を確認する
お客様が問い合わせできる状態にします。
3.配送条件を確認する
送料・発送までの日数などを明確にします。
4.返品・返金ページを確認する
返品期間・返品条件・送料負担などを掲載します。
5.商品画像を確認する
500×500px以上を基準にし、できれば高解像度画像へ変更します。
6.Merchant Centerを登録する
ビジネス情報やオンラインショップを設定します。
7.商品登録方法を決める
商品数やスキルに合わせて、
- 手入力
- スプレッドシート
- ファイル
- EC連携
- API
などから選びます。
8.商品を登録する
価格・在庫・商品URLなどを確認します。
9.送料と返品を設定する
ネットショップとMerchant Centerの内容を揃えます。
10.審査結果を見る
不承認や要対応があれば理由を確認します。

商品数が少ない人ほどMerchant Centerを試してほしい
Merchant Centerという名前だけを見ると、
「大企業向けでは?」
「Google広告の専門家が使うものでは?」
と感じるかもしれません。
しかし、無料リスティングでは広告費をかけずにGoogleのさまざまなサービスへ商品が表示される可能性があります。
特に、
- 自社製品
- ハンドメイド
- 職人の商品
- 地域のメーカー
- 専門性の高い商品
- Amazonや楽天市場とは別に自社ECも運営している
という小規模ショップでは、Googleから商品を見つけてもらう入口の一つとして検討する価値があります。
よくある質問
Google Merchant Centerは無料ですか?
Merchant Centerには、商品をGoogleへ無料で表示できる「無料リスティング」があります。
対象商品はGoogle検索、Google画像検索、Googleレンズ、ショッピングタブなどへ表示される可能性があります。
Google広告を利用する場合は別途広告費が必要です。
スプレッドシートを使えなくても商品登録できますか?
Merchant Centerには、商品情報をフォームから1件ずつ入力する機能があります。
ただし、Googleの現在の公式ガイドでは、この方法はすでに商品が存在するアカウント向けとされており、初回の商品アップロードではファイル、Googleスプレッドシート、APIが必要になる場合があります。
画面に「商品を1つずつ追加」が表示されている場合は、商品数が少ないショップには使いやすい方法です。
商品数が5商品程度ならスプレッドシートは必要ですか?
必須ではありません。
1件ずつ追加できる状態であれば、少数商品は手入力でも管理できます。
ただし、サイズや色違いが多い場合は、実際に管理するデータ数が増えるためスプレッドシートなどを検討した方がよいでしょう。
商品が不承認になったら削除した方がいいですか?
まず削除せず、不承認理由を確認しましょう。
商品画像、価格、在庫、商品データなどを修正することで解決する場合があります。
500×500px未満の商品画像は使えませんか?
Googleは2027年1月31日から、商品画像リンクと追加の商品画像リンクで送信するすべての商品画像について、500×500px以上を最低要件とします。
2026年4月からは、この基準を満たしていない画像に対する警告も開始されています。
今から商品画像を準備するのであれば、500pxぎりぎりではなく、できれば1000〜1500px以上の画像を用意することをおすすめします。
返品を受け付けていない商品はMerchant Centerに登録できませんか?
返品不可だから何も記載しなくてよいわけではありません。
Googleは返品・返金に応じない場合についても、返品・返金ポリシーを明記することを求めています。
通常商品とオーダーメイド商品などで返品条件が違う場合は、その違いをサイト上で分かりやすく掲載しましょう。
Merchant Centerを設定すれば必ずGoogleショッピングに表示されますか?
必ず表示されるわけではありません。
無料リスティングへの参加資格があっても、実際の表示はGoogleが商品データなどを使ってユーザーの検索内容と照合して決定します。
まとめ
Google Merchant Centerは、自社ネットショップの商品情報をGoogleへ伝えるためのサービスです。
難しそうに見えますが、基本的には、
ネットショップを整える
↓
商品情報をGoogleへ登録する
↓
送料・配送・返品を設定する
↓
審査結果を確認する
↓
問題があれば一つずつ修正する
という流れです。
商品数が少なく「商品を1つずつ追加」が利用できる場合は、スプレッドシートを使わずに手入力から始めることもできます。
一方、商品数やサイズ・色のバリエーションが増えてきたら、Googleスプレッドシートなどでまとめて管理した方が効率的です。
重要なのは、難しい登録方法を使うことではありません。
ネットショップに掲載している商品・価格・在庫・配送・返品などの情報を、Googleへ正確に伝えることです。
Merchant Centerを設定していくと、商品画像の解像度や配送日数、返品ページなど、それまで気づかなかったネットショップ側の改善点が見つかることもあります。
個人や小規模事業者こそ、Googleから商品を見つけてもらう新しい入口として、Merchant Centerを活用してみてはいかがでしょうか。
プラグインプラスでは、Amazon・楽天市場・自社ECなど、小規模事業者のネット販売を中心に、商品ページ・販売導線・EC運営についてもサポートしています。
「Merchant Centerを設定したいけれど、商品データの作り方が分からない」
「商品が不承認になってしまった」
「自社ECへの集客方法を見直したい」
といった場合も、お気軽にご相談ください。
