特徴はホームページ制作費からデジタル端末までと対象が多い
令和4年度より葛飾区は非営利団体に対し、デジタル推進の一環として助成金制度をスタートしました。
昨今のデジタル技術の発展は高速に進んでいます。葛飾区で活動している非営利団体がデジタル化を進めていくのに金銭面・技術面で苦労すると思います。
この助成金は新しい技術やオンラインの活用など、地域活動団体の環境整備に対し、費用を助成しようという目的だ。
この助成金は様々な団体に活用でき、しかも対象となる経費の種類も多い。毎年度申請可能なのでデジタル化を考えている非営利団体は是非活用してほしいと思います。
企業に対してもホームページ制作助成金というものがあるので、そちらを使用するといいでしょう。
詳しくは[令和4年度]葛飾区の中小企業向けホームページ作成補助事業がスタート
この記事は葛飾区内の中小企業・個人事業主向けにITコンサル・ホームページ制作運営を行っているプラグインプラスが執筆しています。
対象となる葛飾区の団体
対象となる団体は比較的多いです。葛飾区の提示している以外でも対象になるようでした。
申請できる団体の要件
公益の増進に寄与する団体で、次の全ての項目に該当する団体が対象
- 営利目的ではなく、地域や社会に広く貢献する活動を行う団体
- 事業の活動が主に葛飾区内の団体
- 5人以上の構成員を有し、その過半数が葛飾区在住(在勤・在学もOK)
- 団体の構成員名簿と明文化された規約を備えている団体
- 政治活動・宗教活動を目的としていない団体
- 特定の公職者(候補者も含む)または政党推進・支持・反対することを目的としたい団体
- 反社会的団体ではない団体
- 反社会的団体の統制下ではない団体
助成対象となる地域活動団体
上記の要項と葛飾区への問合せで、様々な団体で利用可能なことがわかりました。
一例を上げると
- 少年野球チームやママさんバレー・卓球連盟など営利目的ではないスポーツ団体。
- 町会・自治会
- 子供たちの健全育成や教育を図る活動団体
- 葛飾区の環境の保全を図る活動団体
- 葛飾区内の文化振興を図る活動団体
- 葛飾区の観光振興を図る活動団体
- まちづくりの推進を図る活動団体
非営利目的ではないと言いましたが、活動に不可欠な会費を徴収する団体は申請対象団体に含まれるようです。
申請要項や自分たちの団体が対象になるかは
葛飾区 政策経営部 政策企画課 企画担当係(デジタル推進担当)へお問合せ下さい。
直通電話 Tel 03-5654-8610
助成金の額と比率
毎年度申請可能です
助成金上限75,000円
助成対象経費2分の1
※千円未満の端数は切捨てになりますのでご注意ください。
対象となる経費
1.ホームページ開設の費用
2.事業を実施するためのデジタル端末(タブレット・パソコン・モバイルルータ)等
3.事業に必要とされるシステム調達や開発費・Webサービスの利用費、その他ライセンスを取得する経費
4.事業に関する講師等への謝礼(オンライン会議やホームページ運営のセミナー等)
※講師の謝礼の申請は年度内1回、1度のセミナーに対してではなく、セミナー5回でいくらという申請が可能です。
※団体内の詳しい人が講師になる場合は対象外です。法人または個人事業主(申請許可が必要)が講師の基本的な考えです。
5.事業を実施するための会場使用料
6.その他、葛飾区長が必要だと思われる費用
例1)
・年度内にタブレットを買った
→タブレット代の申請可能
・年度内にタブレットの取扱い講師を雇った
→講師代の申請可能
例2)
・年度内にホームページの制作を依頼した
→制作費の申請可能
・年度内にホームページ運営セミナーで講師代を支払った
→講師代の申請可能
例3)
・パソコンを買った
→購入費用の申請可能
・モバイルルーターを買った
→購入費用の申請可能
要するに別々の事に使った費用を合算できるようです(葛飾区デジタル推進担当への問合せ結果)
提出書類
- 提出書類チェックリスト
- 地域活動団体デジタル活用事業助成金交付申請書
※チェックリスト・申請書は葛飾区ホームページよりダウンロードできます。
令和4年度葛飾区地域活動団体デジタル活用事業助成金 - 申請団体の構成員名簿(住所・氏名・団体の役職が記載のもの)
- 申請団体の規約またはそれに準ずるもの
※その他に、事業内容の確認の書類を提出する場合があります。
申請前に事前確認が必要です。時間が掛かる場合があるので活用を検討の際は早めにご相談ください。
助成金申請の注意点
- 同年度に助成金申請ができるのは1度だけです。何が必要かよく考えて申請しましょう。
- 同年度で申請できるのは1団体につき1事業のみです。団体の中に数事業ある場合は注意してください。
- 他の助成金を利用する場合は本助成は対象とはになりません。
葛飾区地域活動団体デジタル活用助成金の申請のながれ
- 申請受付
- 見積書を添付した申請書を提出
- 助成金交付決定
- 申請書の内容を葛飾区が審査し、問題がない場合は助成金交付決定通知が届きます
- 請求書の提出
- 交付決定に基づく請求書を提出
- 助成金の交付
- 請求に基づき、区が助成金を交付します
- 事業の実施
- 申請に基づいた内容で団体が事業を実施します。
- 実績完了報告
- 事業が完了後、申請内容と同じ費用とわかる契約書や領収書、請求書を添付し、実績報告書を提出
※提出期限は事業完了後の1ヶ月以内、または令和5年4月15日の早い方のいずれか
- 助成金交付額の確定と清算
- 提出された実勢報告書を葛飾区が確認し、助成金交付の通知がきます。
※確定額が既定交付額を下回る場合は差額の返金が要求されます。ご注意ください
まとめ:葛飾区が区内の地域活動団体にデジタル活用助成金スタート
様々な団体で活用可能です。更に年度に1回申請可能ですが、毎年度使用可能で、しかもパソコンやタブレット端末も申請できます。
葛飾区地域活動団体デジタル活用事業助成金を活用してホームページ制作をしたい場合はお気軽にご連絡ください。
また、デジタル活用アドバイスも可能です。