PageSpeed Insightsの最初のサーバー応答時間を速くしてくださいの対策

2022年5月14日2024年12月14日

最初のサーバー応答時間を速くしてくださいはプラグインの選定と高速サーバーへの引っ越しで対策[モバイル版]

PageSpeed Insightsの対策をしていますか？WordPressであればプラグインを導入することにより、ある程度の項目は解決可能です。PageSpeed Insightsの対策はSEO対策（検索エンジン最適化）に大きな影響を与えます。検索順位に影響しますので一つ一つ解決していきましょう。

今回は最初のサーバー応答時間を速くしてくださいの改善方法です。

「最初のサーバー応答時間を速くしてください」とはPHPを使用し、そのサイトにアクセスがある度にサーバーからHTMLを生成する仕組みのWordPressでは応答時間が長くなってしまいます。単純にこの応答時間を短くすることにより、対応が可能です。

サーバー応答は表示速度が軽いサイトづくりを意識して制作しているとPageSpeed Insightsの改善できる項目に出ない場合もあります。

今回は「最初のサーバー応答時間を速くしてください」が改善できる項目に出てしまっている改善方法を簡単な順に対策していきます。

ちなみにですが、この項目については後回しで構わないと思います。

他の対策を先にすることによって改善できることもあるので、まずはSEO対策する優先順位は表示速度！WordPressならプラグインで全て解決から読んでみてください。

この記事はホームページ制作会社プラグインプラスが執筆しています。

PageSpeed Insightsとは

Googleが無料で提供しているページの表示速度を改善するためのアドバイスをいただける、とてもありがたいWebツールです。

Google Search Console（グーグルサーチコンソール）を使用しているのであれば、左側のメニューの中の「ウェブに関する主な指標」→「PageSpeed Insights を試す」で使うことができます。

サーチコンソール経由以外でも直接使うことが可能です。

自分のサイトの表示速度を計るには→PageSpeed Insights

PageSpeed Insightsで「最初のサーバー応答時間を速くしてください」という問題が起きている場合は、以下の手順で改善可能です。

それでは、簡単に対策出来る順に見ていきましょう。

WordPressに余計なプラグインを入れすぎない

一見便利なプラグインですが、実は入れれば入れるほどサーバーへの負担が大きくなります。ではプラグインとどう向き合っていくかをご説明します。

使っていないプラグインは停止ではなく削除が必須

おもちゃ箱に大量のおもちゃが入っていて重い！運ぶのに苦労する。

で、あるならば、使っていないおもちゃは捨てましょう。すごくシンプルですよね。

プラグインもなんだかよくわからないものを入れて、停止しているのであれば捨てましょう。入っているだけで重くなります。

プラグインは10以下を目標に

10以下と書きましたがあくまで目安です、物凄く重いプラグインも存在しますし、紙のように軽いものも存在します。

何が言いたいのかというと、「このプラグイン、ホントに必要？」と向き合うチャンスということです。

PHPを最新のバージョンに変更する

PHPのバージョンアップはピュアに表示速度が速くなります。現在（2022年5月）の最新バージョンPHP8.1は本当に速いです。

ただし、注意してほしいのが、最新のPHPにWordPressのテーマやプラグインなどが対応しているかどうかのチェックが必要です。

特にバージョン8.0になったときに変更点が多かったので、まだ7.〇シリーズを使用してサイト運営している方も多いと思います。

8シリーズに変更の際はバックアップをとってからバージョンアップをオススメします。バージョンアップの方法は各レンタルサーバーで簡単に行えるので、応答時間を速くする対策としては比較的導入しやすいと思います。

もし、サイトが壊れたり、うまく動かなかった場合はバックアップしているので、元に戻せばいいだけの話です。　

高速テーマへの変更

ネット上で定評のある高速なテーマに変更をすると、「最初のサーバー応答時間を速くしてください」が改善する時があります。ただしサイト自体のデザインにも影響し、サイト自体をそこそこ作り直さないといけません。

ブログ運営である程度記事数がある場合や中規模のサイトを運営している企業は、テーマの変更は勇気が要りますね。特に子テーマを作成してPHPやCSSをいじっている場合は、その辺も考慮してテーマの変更をしなければなりません。

現在ある程度定評のあるテーマを使用している場合はテーマ変更は見送る方がいいかもしれません。ただし、チャレンジだけであればテーマを変更して、修正が厳しい状況でしたら、元のテーマに戻すだけなのでやってみる価値はありますね。

※使用していないテーマも例外なく削除してください。重いだけです。

レンタルサーバーの見直し

もっとも「最初のサーバー応答時間を速くしてください」に効果を発揮するのが速いレンタルサーバーへの変更です。サーバーの応答時間を速くしろって言われてるので当たり前の話ですが、レンタルサーバーが速いとSEOにも効果を発揮し、更にサーバーの安定性はGoogleのクローラーが巡回する回数も増えます。

昨今の傾向ではなかなか記事を書いてもインデックスされなくなってしまいました。インデックスが遅れるとせっかく書いた記事がなかなか見てもらえません。

特に旬な情報を発信しているのに、インデックスの遅れで旬が過ぎたころに記事が表示されてたら本末転倒ですよね。新規のブロガーさんが陥りやすいのが粗悪な格安レンタルサーバーを使用し、独自ドメインも取得していないで運営をスタートし、良質な記事を書いているのに検索上位に表示されない。結果収益化できず撤退という流れが多いと思います。

サーバーと独自ドメインはケチらずスタートした方が、後々の事を考えるといいと思います。

これだけは押さえておきたいレンタルサーバーの見方

常時SSL化が無料か
現状SSL化は必須です。これが無料なのか有料なのかは毎月の支払いに大きな差が生じます。必ずSSL化無料のレンタルサーバーを選びましょう。
サーバーのディスクがHDDではなくSSDか
こちらも必須です。特に説明も不要かと思いますが、サーバーがHDDなのか、SSDなのかでは処理の速度が全然違います。SSDを必ず選びましょう。　
第三世代・第四世代のWebサーバーか
多くのWebサーバーはApache（アパッチ）を使用していますが、LiteSpeed（ライトスピード）やNGINX（エンジンエックス）は、Apacheよりもかなり高速化されたWebサーバーになります。
WordPressの引っ越しサポート
自分で出来る方はもちろん不要ですが、できない方や、不安な方はあった方がいいと思います。